ピルを強要する男たち

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女性と男性の間では、避妊に対する意識が全く違う、というのは女性なら誰でも感じていることでしょう。

問題なのは避妊する方法の中でも1番一般的なコンドームを使った避妊方法というのが、どちらかというと男性が主体になってする、ということです。いうまでもなく男性は避妊をせずに生でそのまましたがるものですから、よほどのことがなければ自分からつけたりはしません。

私の元彼もそういう意味では典型的な男性のタイプで、セックスするたびにコンドームをつけるかどうかで喧嘩寸前になっていました。
せっかく二人で仲良くなるためのセックスなのに、するたびに喧嘩になりそうになるのも馬鹿げています。
それは向こうも同じように考えていたのでしょう。

しかしだからと言って自分から積極的に避妊をしようとはせず、ついに彼は「ピル飲んでよ」と言い出す始末。

私はそれまで避妊のためにピルを飲んだ経験もなく、どんなものだが詳しく知りませんでしたから、そう言われてからしばらくいろいろとネットでピルに関する情報を調べてみました。
やはり毎日ピルを飲む、というのは面倒ですし、何よりも女性ホルモンのバランスが今までと変わってきたり、その他いろいろいと副作用が出る場合もあるとのこと。

セックスで彼が中で出せる(その他の避妊なしで出しても妊娠しない)というメリット以外、ピルを飲むメリットは、私にとってはなさそうです。
自分の中でそう結論づけた私は、ピルは使わないということを彼に伝えました。
すると彼はとても不機嫌になり、結果としてそのことをきっかけに私たちは別れることになりました。

彼の機嫌が直らなかったのも別れた原因の1つではありますが、それよりもなによりも、彼が私の体のこと以上に、自分が中に出したいという欲望を大切にしているということがあまりに露骨に見えてしまい、そのことで私の気持ちが冷めてしまったのです。

結果として、ピルを飲めと言われたことで相手の私に対する気持ちや思いがどんなものかはっきりしたので、それはそれでよかったのかなと思います。

(20代女性・接客業)